色でも戦う福岡ソフトバンクホークス
 黒き衣の黒鷹(ブラックホーク)たちよ、福岡を黒で染めろ!
~ “黒”ビジターユニフォームに身を包んだホークス選手とファンと福岡の街がひとつに ~

 7月18日、こんな一大イベントが開催されました。福岡ドームで応援するファンはもちろんの事、すべてのスタッフ(中継するTVスタッフも)、そして天神のデパート店員から博多駅の駅員まで街をあげて黒のビジターユニフォーム姿でホークスをバックアップしようというもの。
話題性もある上に視覚的にもインパクト大。

c0049650_4345573.jpg
昨年の「白の奇跡」に引き続き、さすが福岡ソフトバンクホークスマーケティング(株)、やりますね。

 プロ野球界再編に揺れた昨年。
近鉄・オリックスの行方は・・・楽天vsライブドアは・・・と世論を巻き込んで連日ニュース・ワイドショーを賑わせていた中、もう一つの渦中のチーム・ダイエーホークスの再建に向けてスーッと表れてあっという間に新生ホークスを誕生させたソフトバンクでした。

新しいユニフォームが発表された時、う~ん、なんかインパクトがない、ちょっと弱そう・・・そんな声も少なくなかったようですが、開幕してみたら今年もまたホークスの勢いは止まりませんね。

c0049650_437812.jpg さて、 その福岡ソフトバンクホークスのユニフォームは白地に2本のイエローラインです。
白と黄色では明度差が少ないのでインパクトが弱く、また明るい色は力強さに欠けることもあり、なんか弱そう~という印象をあたえます。もちろん黄色のトーンや分量、デザインにも左右されます。もう一つ言えばチーム名の書体も細く上品。アウェイの黒の方が強そうですね。

 周知の通りこのイエローは昨年末にリニューアルされたソフトバンクのイメージカラー。
イエローは元気の出る色、前向きになれる色、そしてコミュニケーション色でもあります。ここでも人を元気に楽しくポジティブにする色として採用されています。通信事業を展開するソフトバンクとしてはコミュニケーション色というのも外せない要素でしょう。
それを受けてソフトバンクホークスではこの色を「レボリューションイエロー」と名づけ「野球をもっと面白くしてベースボール・レボリューションを起こします」というメッセージを送っているのです。「CI」はまさに企業理念そのものを色に託しているという事がわかりますね。

福岡、ダイエーファンの心理を思いやり、応援歌やマスコットを継承しながらも色でソフトバンクに衣替え。新規参入したIT産業をしっかり印象付けました。
ユニフォームの色としては力強さに欠けると思った色も企業として戦略的に使い続けることでその価値が高まります。

 最近、企業のロゴマーク、CIの見直しが増えています。
カラーマーケティングの新しい時代が来たようです。

                           カラーマーケティングコンサルタント
[PR]
by visual-c | 2005-07-19 09:34 | NEWSな色
<< オリンピックは勝負色で  あの色を見たくない。 >>