サインの色彩(3)~高齢者にやさしい色使いはみんなにやさしい。
 東京の地下鉄網は複雑です。どこにでも行けて便利な反面普段乗りなれていないので、うっかり乗るとすごい遠回りだったりします(^^ゞ
路線図に使われる色も13色、JRや私鉄も含めるとそれ以上の色数です。やっと2号線が開通したばかりの福岡とは大違いで歴史があります。それだけに・・・

色覚バリアフリーを目指して路線図の見直しもされていますが、古くからある駅ではまだまだこんなサインも見かけられます。

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渋谷駅構内で           色味がなければ・・・こうなります。


 全体に黄味がかって見える高齢者の見え方では黄色と白は見わけにくいものです。
これは背景が薄いグレーでも同じです。

 ほとんど明度(明るさ)が同じというのは視認性、可読性が悪く誰にとってもわかり難いサイン。
上品さや優しさ、柔らかさを表現する時は、文字色を黒よりグレーにしたり、背景(地色)を白より薄いグレーにしてコントラストを弱めます。
パキッと目立っていいもの、ビシッと目立たせないといけないもの、上品にさりげなくあればいいもの・・・状況にあった配色が必要です。

 駅のような雑踏の中ではサインはやっぱりパキッ!ビシッ!・・・であってほしいですね。

 特に高齢者を含めた色覚弱者にわかりやすい情報伝達には背景と文字に明度差をつけることが一番。気のせいか、最近読みにくいものが多くなったような。
どうか気のせいであってほしいのですが。

広告、印刷物、取説など白黒コピーしてみるとよくわかります。わかりにくさが・・・

注)視認性:わかりやすさ(検出のしやすさ)
  可読性:文字がはっきり読めること

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by visual-c | 2005-09-15 01:00 | ユニバーサルな色
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