昭和の色 ― 団塊世代のこころの引き出しを探る
カラーマーケティング集中講座の二日目は「時代の色」を読みました。

色が贅沢だった頃、色にあこがれた頃と
色が溢れている現代とでは、その影響力もまったく形を変えています。
それでも時代背景と色は切り離せない。
流行歌と同じように流行色もまた人の心を映し出し、年月を経ても心に深く刻まれています。

多少のズレはあるものの、子どもの頃に見ていたとか、聞いた事がある、TVで見たなど・・・それぞれの引き出しからセピア色の写真のようになつかしい思い出が引っ張り出されて、ワイワイガヤガヤと楽しい時間になりました。

これからのマーケットを牽引するといわれる団塊の世代がどういう時代に生まれ、どういう社会背景の中で青春を謳歌してきたか―
これは今回の講座の隠れた大きなテーマです。

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写真を入れて年表にしてみると、時代の色が見えてきます。
戦後の10年、団塊世代が誕生した頃、街は焼け野原で混乱の中にいましたが、外国映画から持ち込まれた赤や黒が流行。まだまだ色が贅沢な時代には単純なはっきりした色が好まれたのですね。

昭和30年代にはいろんな文明の利器が世に送り出され、ここから日本人の生活も画期的に変化していきます。
特に東京タワーがたてられた昭和33年にはニューフェイスが続々登場しています。
「Always 3丁目の夕日」にも以前書いています。

c0049650_972935.jpgそしてそれらが世に行き渡ると、今度はみんなと一緒じゃない、自分だけ違うものが欲しくなる人間の欲求に応えて「色」という新しい武器が投入されます。
やがてその色はみんなが欲しい色になりそこに流行色が生まれます。
いったん流行に火がつくと右を見ても左を見てもその色で満たされます。それも昭和の時代だからこそ。
現在のような多色の世の中ではそんな大きな流行の波は訪れることはなく短い周期で小さい波が現れては消え・・・またはあちらこちらで形の違う波が同時に現れたりしています。

「流行色は2年前に決められている」のを聞いたことがありますか?
過去のデータや今流行っているものに経済の動向など、様々な要因を加味し、インターカラー(国際流行色委員会)で検討されます。その発表を元に素材開発、発表から製品の開発と流れていくのでそれくらいの期間が必要になります。
しかし、そうして用意周到に「仕掛けられた流行色」も思いがけない事件や事故、社会情勢によって不発に終ることもしばしばです。

時代のムードと流行色の関係は一様ではないけれど心理的影響を受けていることは確かだということがよくわかります。

           カラーマーケティングコンサルタント 
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by visual-c | 2007-05-13 09:19 | カラーマーケティング
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