カテゴリ:ユニバーサルな色( 7 )
高齢視
 最近何となく暗いなぁ。
 暗くて本を読むのが辛いなぁ。
そう感じ始めたら、それは高齢視の始まりです。

 高齢視とは加齢と共に見え方が変化すること。一般によく知られているのが近くに焦点が合わせづらくなる老眼。老眼は高齢視のホンの一部の症状です。
その他、色の見え方が変わったり、明るさの感じ方が鈍くなったり、眩し過ぎたり・・・等等さまざまな変化が現れます。

 早い人では40歳くらいから始まると言われています。
そして70歳台ではかなりの確率で老人性白内障を患うようになります。

 長年浴び続けた紫外線による水晶体の日焼け、瞳孔や水晶体の大きさ、厚さを調節する筋肉の衰えなどが原因ですから避けては通れません。
ただ症状が出始めた初期のころに適切な配慮をすれば進行を遅らせる事は可能です。

 暗いと感じ始めたら、先ず適切な照明を配置しましょう。その時、部屋全体を明々とするのではなく、本を読む手元などにスポット的な照明を当てるようにしてみてください。部屋の中に明るさの違う陰影ができてほっとする空間が作れます。青白っぽい蛍光灯が均一に照らす部屋では、まるで学校の教室のようでくつろげませんから・・・

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by visual-c | 2007-04-29 20:07 | ユニバーサルな色
トヨタUDショーケース・・・ユニバーサルデザインを見る
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いまだにカーナビを持たず、地図を頼りに九州中どこにでも出かける私ですが、使い込んだボロボロの地図にはない新しい道ができていたり、またその逆もあったり、波乱万丈それもまたよし!で気ままなカーライフを楽しんでいます。

昨年上京したときに体験してきました。トヨタUDショウケースには車以外にも暮らしの中の身近なユニバーサルデザインの数々が展示されています。

最近ではユニバーサルデザインの観点から、多様な色覚にも配慮したデザインの開発が進んでいますが・・・
多様な色覚というのは特別な人だけではないのですね。
みんな歳をとると見え方が変わります。

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さて、わたしは今どの辺りまで来ているかしら・・・・・(笑

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by visual-c | 2007-04-12 01:56 | ユニバーサルな色
そのリモコンは使える?
 この時期、『敬老の日にお勧め!』こんなポップを街で良く見かけます。

 街で見つけた高齢者向けお勧めプレゼントにフットマッサージャーがありました。健康ブームですから健康食品、健康グッズは特にお勧めですね。
最近は家庭用マッサージチェアがとってもリッチに機能アップして大人気です。マッサージチェアーまでは買えなくても、せめてフットマッサージャーがあれば疲れも心も癒せそうですね。
なるほど、敬老の日のプレゼントにはお値段も手頃で優しさもいっぱい。

 さて、各社競い合って並べられたコーナーで、どの商品を選びますか?
先ずはお試し気持ち良さ度チェック、置き場所を考えて大きさチェック、色やデザインのコーディネートチェック。
もちろんお値段もチェック・チェック!!

 でも、忘れないでくださいね。大事な事を見落とさないで。
年配の方にとってリモコンの使い勝手はどうですか?ボタンは大きく押しやすい?
文字は読めますか?わかりやすい配色ですか?

今日、私が街で見かけた商品はと~ても微妙な配色のリモコン。

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グレーとブルー、ブルーとグリーンの組み合わせはお年寄りには見分けがつきにくいのです。明るさが同じだと薄くても濃くても区別できません。小さいものはなおさらです。

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by visual-c | 2005-09-16 01:14 | ユニバーサルな色
サインの色彩(3)~高齢者にやさしい色使いはみんなにやさしい。
 東京の地下鉄網は複雑です。どこにでも行けて便利な反面普段乗りなれていないので、うっかり乗るとすごい遠回りだったりします(^^ゞ
路線図に使われる色も13色、JRや私鉄も含めるとそれ以上の色数です。やっと2号線が開通したばかりの福岡とは大違いで歴史があります。それだけに・・・

色覚バリアフリーを目指して路線図の見直しもされていますが、古くからある駅ではまだまだこんなサインも見かけられます。

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渋谷駅構内で           色味がなければ・・・こうなります。


 全体に黄味がかって見える高齢者の見え方では黄色と白は見わけにくいものです。
これは背景が薄いグレーでも同じです。

 ほとんど明度(明るさ)が同じというのは視認性、可読性が悪く誰にとってもわかり難いサイン。
上品さや優しさ、柔らかさを表現する時は、文字色を黒よりグレーにしたり、背景(地色)を白より薄いグレーにしてコントラストを弱めます。
パキッと目立っていいもの、ビシッと目立たせないといけないもの、上品にさりげなくあればいいもの・・・状況にあった配色が必要です。

 駅のような雑踏の中ではサインはやっぱりパキッ!ビシッ!・・・であってほしいですね。

 特に高齢者を含めた色覚弱者にわかりやすい情報伝達には背景と文字に明度差をつけることが一番。気のせいか、最近読みにくいものが多くなったような。
どうか気のせいであってほしいのですが。

広告、印刷物、取説など白黒コピーしてみるとよくわかります。わかりにくさが・・・

注)視認性:わかりやすさ(検出のしやすさ)
  可読性:文字がはっきり読めること

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by visual-c | 2005-09-15 01:00 | ユニバーサルな色
サインの色彩(2)~あぁー、何て書いてあるの???
 前回にひきつづき、グレアのお話・・・

 年を重ねるとグレアはどうして強く感じるようになるのでしょうか?
 
以前に目の日焼けについて書いたことがあります。
紫外線の影響で水晶体のたんぱく質が酸化して白く濁ったり、たんぱく質がアミノ酸に分解されて黄色くなる。その状態を白内障といいますが、そのように白濁した水晶体を光が通過する時に眼内で光が散乱するから眩しく感じるのです。

 つまり、水晶体や目の中の浮遊物に光があたってあちらこちらに反射している・・・といったらわかりやすいでしょうか。
どう言ってもわかりにくいですね。だって目の中は見えませんものね。
しかもどのように見えているかなんて他人にはわからないし、本人もこの見え方、この眩しさが普通なのかどうかなんてわからないのです。

 でも加齢と共に確実に見え方は変わっています。
だからこそ、安全を要するところには適切な色使いをしましょうね!と私たちカラーコンサルタントは声を大にして訴えるのですが。

で、言いたかったのは、というか知ってほしいのは・・・
高齢者がグレアの発生で見づらく不快な思いをしていることは、想像するよりずっと不便で心理的にも負担があるという事。だってそうでしょ。
しっかりと見たいのに眩しくて見えない・・・そんな時イライラしますよね。

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             (向かい側の出口番号が映りこんで・・・)

 ガラスや光沢のある内装・外装材での映りこみも気になります。特に情報を伝えるサインでは高齢者に限らず、読み取ろうとすればするほど心理的にも負担になります。
第一、サインとしての機能も半減します。

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by visual-c | 2005-08-29 15:20 | ユニバーサルな色
サインの色彩(1)~あっ、オシャレ!!!
 グレアという言葉。
夜中に車を運転していて対向車のライトが目に入って目がくらみ、一瞬周りが見えなくなる。だれでもそういう経験をしたことがあると思います。あれってかなり眩しいですね。
このように、普段見ているものより明るい光が目に入って不快に感じる現象。一般的には「眩しさ」といいますが、照明用語ではグレアといいます。

 このグレア、加齢とともに強く感じるようになり、特に60才ごろから急速に増加します。70才くらいでは20代の約2倍の眩しさを感じるようになります。
さらに80才では約3倍といわれます。

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あっ、オシャレ!!

今年2月に開通した地下鉄新線・周辺地図と出口のサイン。出口番号がとても大きくて、デザイン的にもかっこいい。


でも・・・



内照式のこのサイン、遠くから見ると誘目性・視認性ともにすぐれたサインですが近づいてみるとかなり眩しい。グレアで地図や情報が読み取りにくくなります。
デザインを優先するか・・・機能を優先するか・・・
かっこ良さか見やすさか、やっぱりどちらも追求してほしいですね。

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by visual-c | 2005-08-26 13:33 | ユニバーサルな色
紫外線対策
 ゴールデンウィーク過ぎから少し気温が下がっていますね。
それでも今日の紫外線指数は「非常に強い」で、肌にダメージが生じるまで
20分前後ということです。

 これから、一年で一番紫外線の強い季節がやってきます。
4月から急激に増え出す紫外線量は6、7月には冬の4倍にもなるそうです。
紫外線対策は万全ですか?

 紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、前者は日焼けの原因に、後者は肌の奥まで届きシミやたるみなどの老化の原因になります。
いくつになっても美を追求する女性だけでなく、いつまでも若々しくいたい男性陣も紫外線にはご用心ください。

 紫外線から肌を守るための対策は各化粧品メーカーにゆずるとして、カラーコンサルタントからは目の日焼け対策をお勧めしたいと思います。

 目の日焼け?
意外に思われるかも知れませんが、実は水晶体は皮膚の細胞なのです。
だから肌と同じように日焼けします。
こうして長年浴び続けた紫外線が原因で、水晶体が白く濁り、ものが見えにくくなるのです。
この状態が「白内障」です。
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 できるだけ症状を軽く、進行を遅らせるためにしっかりと予防したいですね。
色の薄い、UV対策仕様のサングラスをお勧めします。
光が強いと濃い色のサングラスで防ぎたくなりますが、それは間違い。
暗いところでは光をたくさん取り込もうと瞳孔が開くので、余計に紫外線も取り込んでしまいます。

 今年のサングラス選びは色で紫外線防止を考えてみませんか?

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by visual-c | 2005-05-16 10:03 | ユニバーサルな色