カテゴリ:色の取説( 12 )
デザインバーコードを読む
 どこにでも何にでもついているバーコードがユニークに変身していますね。

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                                         (日経デザインより)

眼のつけ所がおもしろくて、なるほどなるほどと頷くデザインが一杯です。
すでにサントリーの機能性飲料、燃焼系アミノ式と健康系カテキン式で採用されていますので早速購入してみました。燃焼系はもともとCMも楽しくインパクトがあり大ヒットしましたが、このバーコードもにくいですね。
(このユニークなデザインバーコードを作っている会社「デザインバーコード」のHPは
 デザインバーコードのWebサイト
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 バーコードは太さの違う黒バーと白バー(黒バーの間の地の白い部分もバーとみなします)の反射率の違い(簡単に言うと明るさの違いのようなもの←この方がわかりやすいですね)を光で読み取っています。
この時に使われている光はヘリウム・ネオンレーザーという赤色光。
この赤色レーザー光では赤・橙・黄色も白と同じ反射率の色として感知され、また緑・青・紫は黒と同じ反射率の色と感知されます。

 という事はバーコードは白地に黒バーでなくても、これらの色で代用する事が出来るのです。パッケージのデザインの中にある色を使うと印刷コストも下がり、デザインもすっきりして一挙両得。
色の組み合わせとこのデザインバーコードを使えば、パッケージもずいぶんおしゃれに変身できそうですね。

                        カラーマーケティングコンサルタント 
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by visual-c | 2005-03-17 20:08 | 色の取説
八朔の色
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柑橘類にはいろいろありますが、中でも私の大好きなのが八朔。そろそろ季節らしく店先に見かけるようになりました。

 さて今日はちょっと色彩効果のお話。
同じ柑橘系でもレモンの黄色とみかんの黄色は違う色味。
アメリカの色彩心理学者ロバートドアによるとすべての色は青みのあるブルーベースと黄味のあるイエローベースに分類されます。
ブルーベースは涼しげでさわやかな色味、一方のイエローベースは温かみのある色味。
柑橘系で言えば、レモンの黄色はブルーベース、みかんの黄色はイエローベースです。ブルーベースの方はさわやかさとともに酸味を感じますがイエローベースの方は甘みを感じます。

 さて、この八朔はどちらでしょうか。
レモンよりは温かみのありそうな色ですが、オレンジよりは酸味がありそうな微妙な色です。そのままの色を見るとどちらかと言うとすっぱそう。

 そこで「よく売る」ための色彩マジックが写真の赤いネット。
色の同化現象(組み合わせた色味に近づいてみえる)を利用しています。
同じ八朔ですが、ネットに入っている時は橙がかって甘みが強そうです。
実際買って帰って、ネットから出してみるとこんなに違う色なの?と驚く程です。枝豆やオクラの入っている緑のネットも同じ効果を利用して、より美味しそうな鮮やかな緑に見せるための工夫なのですよ。
 
 それにしてもこの八朔にはだまされました。さて、お味の方は・・・
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by visual-c | 2005-03-07 00:30 | 色の取説