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オリンピックは勝負色で
 先日サンケイスポーツにおもしろい記事が掲載されていました。
仕事柄、日ごろから色という言葉にすぐ反応してしまうのですが今回取上げられていたのは「勝負色」です。
内容は・・・
~~~来年のトリノ五輪フリースタイルスキー・モーグル代表に内定している上村愛子が、ピンクを勝負色として五輪イヤーに挑む~~~
というもの。

 おもしろいのはカラーを変更する理由です。

「ウエアの色が点数に響く気がする。色が淡いと、動きが良くないように見えるので」と説明されていました。

スポーツのユニフォームカラーについては先日もソフトバンクホークスの新ユニフォームについて触れたとおり、強く見える、または弱く見える色があります。
人に与えるイメージは色、配色によってかなり左右されます。
とすれば、スポーツの種目によっては色は重要な役割を担っていると言えます。
スピードを争う競技と違って、体操やスケートのようにジャッジの評価点によって勝ち負けが決まる競技では視覚に与える印象は無視できません。もちろんこれらの競技の評価にはそれぞれに基準というものがありそれにそって慎重、公平に審査されるのですがそうは言っても人間が判断する事ですから機械で測ったように全員がまったく同じ評価になるわけではありません。
モーグルは演技に関する技術点+スピードで決まる競技ですから上村選手のようにウエアの印象を考慮して・・・というのは必要なことかもしれません。

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by visual-c | 2005-07-23 08:03 | NEWSな色
色でも戦う福岡ソフトバンクホークス
 黒き衣の黒鷹(ブラックホーク)たちよ、福岡を黒で染めろ!
~ “黒”ビジターユニフォームに身を包んだホークス選手とファンと福岡の街がひとつに ~

 7月18日、こんな一大イベントが開催されました。福岡ドームで応援するファンはもちろんの事、すべてのスタッフ(中継するTVスタッフも)、そして天神のデパート店員から博多駅の駅員まで街をあげて黒のビジターユニフォーム姿でホークスをバックアップしようというもの。
話題性もある上に視覚的にもインパクト大。

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昨年の「白の奇跡」に引き続き、さすが福岡ソフトバンクホークスマーケティング(株)、やりますね。

 プロ野球界再編に揺れた昨年。
近鉄・オリックスの行方は・・・楽天vsライブドアは・・・と世論を巻き込んで連日ニュース・ワイドショーを賑わせていた中、もう一つの渦中のチーム・ダイエーホークスの再建に向けてスーッと表れてあっという間に新生ホークスを誕生させたソフトバンクでした。

新しいユニフォームが発表された時、う~ん、なんかインパクトがない、ちょっと弱そう・・・そんな声も少なくなかったようですが、開幕してみたら今年もまたホークスの勢いは止まりませんね。

c0049650_437812.jpg さて、 その福岡ソフトバンクホークスのユニフォームは白地に2本のイエローラインです。
白と黄色では明度差が少ないのでインパクトが弱く、また明るい色は力強さに欠けることもあり、なんか弱そう~という印象をあたえます。もちろん黄色のトーンや分量、デザインにも左右されます。もう一つ言えばチーム名の書体も細く上品。アウェイの黒の方が強そうですね。

 周知の通りこのイエローは昨年末にリニューアルされたソフトバンクのイメージカラー。
イエローは元気の出る色、前向きになれる色、そしてコミュニケーション色でもあります。ここでも人を元気に楽しくポジティブにする色として採用されています。通信事業を展開するソフトバンクとしてはコミュニケーション色というのも外せない要素でしょう。
それを受けてソフトバンクホークスではこの色を「レボリューションイエロー」と名づけ「野球をもっと面白くしてベースボール・レボリューションを起こします」というメッセージを送っているのです。「CI」はまさに企業理念そのものを色に託しているという事がわかりますね。

福岡、ダイエーファンの心理を思いやり、応援歌やマスコットを継承しながらも色でソフトバンクに衣替え。新規参入したIT産業をしっかり印象付けました。
ユニフォームの色としては力強さに欠けると思った色も企業として戦略的に使い続けることでその価値が高まります。

 最近、企業のロゴマーク、CIの見直しが増えています。
カラーマーケティングの新しい時代が来たようです。

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by visual-c | 2005-07-19 09:34 | NEWSな色
 あの色を見たくない。
 あの恐ろしい事故、JR西日本の福知山線脱線事故から二ヵ月半が過ぎました。
運行が再開されてから約一ヵ月が過ぎた昨日、今秋から採用予定の新型車両が公開されました。
脱線事故を起こしたのは「207系」。その車体はシルバーに水色と青のラインというカラーリング。
 その後継車として採用される新型車「321系」には当初同じ色のラインを入れる予定だったところ紺とオレンジのラインに変更したとの事。
遺族や負傷者の心情に配慮したということです。

 視覚は五感の中でも一番発達し、私たちに多くの情報を与えてくれるもの。中でも色はいち早く認識され、そして記憶に残るのです。
特に人間は色をいろんな感情と結びつけて認知する動物でも有り、赤は情熱、緑は安心、黒は不吉などのように一般普遍的な観念もあれば、過去に経験した恐怖体験から特別の色を見るとその状況を連想することもあります。

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「あの色を見たくない」
この言葉であの事故の悲惨さがまたよみがえってきます。




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by visual-c | 2005-07-13 17:39 | NEWSな色
「クール・ビズ」スタートから一ヵ月
 今年の流行語大賞にノミネート間違いなしの声も聞かれる「クール・ビス」もう皆さんの中には定着したでしょうか?

 数年前(ずいぶん前ですが)にも省エネルックといってノーネクタイが提唱されましたが、あれはまずかったですね。ノーネクタイというと突然ラフな開襟シャツ、アロハシャツになってしまうようですが、それでは何だかビシッとしない。何か間が抜けてしまうようです。やっぱりTPOは大事です。
しかもアロハシャツの大胆な柄や色使いは特別に太陽光が強い地域だからこそ映えるものです。常夏の島ハワイではアロハシャツがフォーマルというのはうなずけますが日本では何か違うなぁ。(実はアロハシャツのルーツは日本の着物らしいのですが)
と思っていたら案の定あっという間にどこかに忘れ去られてしまいました。

 さて、今回の「クール・ビズ」はどうでしょうか?
何でもネクタイ業界が反対するほど父の日商戦には影響したとか・・・
今回もアロハや「かりゆし」が見直されていますが、ノーネクタイでもかっこよく見えるカッターシャツのデザインも出てきて少しはいいかなと思っています。少しは・・・

 襟にポイントがあるボタンダウンやハイネックのもの、ボタンホールやポケットのステッチなどにカラーを効かせたり・・・つまり何かフォーカルポイント(注視点)を作るという事ですね。

 以前にテレビ番組でネクタイをしている時とスポーツシャツを着ている時の人の視線を検証していましたが、前者はネクタイ、つまりVゾーンに視線が止まるのに対して後者は視線がウロウロ。やっぱりどこかに(特に上の方に)視線を集めるポイントを作る事がきりっと見せるコツですね。特に重要な決定事項を検討するビジネスシーン、政治を語るシーンでは相手の注目度・信頼度が高まるような気がします。

 クール・ビズでネクタイを外したお父さん達に取って代わって、おしゃれのコツをよく知っている女子高生の間では今ネクタイが大流行中です。
やっぱりかっこよく見せたかったら多少の暑さは我慢も必要・・・という事でしょうか。

 「クール・ビズ」皆さんはどう感じていますか。

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by visual-c | 2005-07-08 16:15 | NEWSな色