<   2006年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧
オリンピックシンボルと国旗の色
 さて華やかなセレモニーで幕を開けたトリノ五輪ですが日本勢の成績が今のところ思いのほか振るわずちょっと残念ですね。でも・・・悔しい涙もすてきです。

先日の記事でオリンピックシンボルの色について書きましたが、オープニングの五輪は黒の輪が白でしたね。それから決まりは例の5色または単色なので、競技を見ているとそれぞれの単色のシンボルもたくさん出てきます。

c0049650_1525551.jpg

 ところで、この5色は国連加盟国の国旗の色の中で多い色から選ばれています。
国旗には建国の精神、宗教、思想、歴史や自然などが色や形で表現されています。ちなみに国旗に使われている色は赤が最も多く全体の8割近く。次いで白が7割ほど。青・黄・緑が同じくらいで5割、黒4割、オレンジ1割という割合です。


c0049650_1404350.gifc0049650_1412214.gifc0049650_1422427.gifc0049650_1433727.gifc0049650_1435853.gif




 もっとも多い赤は日本のように太陽を表している場合と独立のために犠牲になった血を意味しているもの、自由や勇気の象徴としているものもあります。
黄色は国によっては太陽を、また豊かな鉱物資源や大地の恵みを表し、緑は森林資源を表している他、イスラム教では天国をあらわしていることからイスラム国家の大半が緑を基調色としています。
 また青は空や海を、そして祖国への忠誠を表しています。
オリンピック発祥の地・ギリシャの国旗は青と白で、澄んだ空と清純を表しているということです。
 まだまだ細かく見ていくとおもしろいのですが、いずれにしてもその国の歴史を知らないことには本当の意味は理解できないようです。 (参照:色彩の世界地図)
[PR]
by visual-c | 2006-02-14 02:02 | 色の取説
トリノオリンピック開幕
c0049650_23194341.gif


 いよいよトリノオリンピック開幕です。
冬季オリンピックはメダルが期待される種目がたくさんあって楽しみですね。

特に今回は女子フィギュアのレベルが高くてほんとに期待できます。世界で始めて4回転ジャンプを成功させた安藤美姫選手、世界トップレベルの実力をもつ荒川静香選手、優雅さ表現力NO1の村主章枝選手。それぞれに楽しみです。
たとえ睡眠不足になってもTV観戦したいな・・・って思っています。

c0049650_2345510.jpgc0049650_23452021.jpgc0049650_23454034.jpg


華麗な演技と共に衣装も楽しみですね。
それぞれの個性、曲、テーマに合わせていちばんイメージにあった色のコスチュームに包まれて世界に挑戦してくれるでしょう。

さて・・・すこしだけ色の取り説を。
オリンピックの5輪のマーク。これは近代オリンピックの生みの親であるフランスのクーベルタンがデザインしたものです。
上段左から青、黒、赤、下段左に黄色、右に緑と決まっています。この5色の輪はヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの5大陸をあらわしているのですがどの色がどの大陸ということはきまっていないそうです。
[PR]
by visual-c | 2006-02-11 00:11 | NEWSな色
Blue
 人類初の宇宙飛行士ガガーリンが暗黒の宇宙に光るこの惑星を「地球は青かった」と言ったのはあまりに有名な話。1961年、40年以上も前のことです。
c0049650_17311089.jpg

青い空に青い海・・・青という色は自然の中にあり私たちのすぐそばにいつもある。なじみのある色です。
けれどもその青は触れることができません。
海の水は手にすくえば透明で・・・
空の空気も透明で・・・
自然の中の青は見ることはできてもつかむ事ができないのです。水色も空色も私たちの空想の中に存在する色という事ができます。
だからなのでしょうか。誰もが青を見て美しいと思い、青に憧れます。

青は永遠の嗜好色とも言われています。
c0049650_17333359.jpg


わたし達が青という時、その意味する色は緑から藍まで微妙に変化する様々な色味を含みます。日本の伝統色名でいうと、新橋色、浅葱色、藍色、縹色、納戸色、群青色、瑠璃色・・・・・
さて、この美しい色名でその色味が想像できるでしょうか。(伝統色については別の機会にじっくりと書きますね)

青いという言葉は、「蒼い」とも「碧い」とも書くことができます。
同じ「あお」という色を表しているにもかかわらず、その文字から感じる響きには微妙な違いがあるような気がします。
「蒼い」は辞書によってはくすんだ青と表現していることもあるようですが、私はくすんだというよりは少し白くなったどこかはかなさを含んだ「あお」を思いうかべてしまいます。
「碧い」は玉のように透き通ったそれでいて深い、または緑味を帯びたそんな「あお」を感じます。

蒼はこころをうつす色、碧は神秘の色・・・・・
どこかでそんなふうに使い分けています。
[PR]
by visual-c | 2006-02-08 17:50 | iroiroな色
こころで見る色・・・セピア
セピア色・・・
という時、誰の頭にも浮かぶのは白黒のそこからまたさらに色のぬけた少し褪せた写真。ちょっと色褪せたちょっと切なくなるような懐かしい。
昭和30年から40年代を思わせる。
c0049650_2131844.jpg

昭和40年以降に生れた人は白黒テレビを知らないのでしょうか。
世の中が鮮やかに彩られ色の洪水に慣れている人たちにとっては白黒の映像や画像は味気なく貧しい世界に感じるのかもしれません。
そして物足りなさを感じるのかもしれません。
だけどもそういう白黒テレビをしらない世代にも、最近、昭和ノスタルジーは人気だそうです。

セピア色のその写真に人はなぜか惹かれていく・・・

普段私たちは色を手がかりに生きています。
肉や魚が腐っていないか、野菜が新鮮か・・・
そして顔色からその日の体調をよみ、喜怒哀楽さえも読み取っています。

色を読む・・・色で読む・・・

そう、無意識の内に色を手がかりに。
そんな時、
私たちは「色の三要素」のうちの「色相」といわれる色味、「彩度」という鮮やかさのふたつを頼りにしています。白黒の世界にはこの二つはなく、あるのは「明度」つまり明るさの違いだけです。
それでも私たちは白黒写真の中に色を感じ取っているような気がします。
経験と記憶を頼りに、想像力をプラスしながら、こころで色を見ているのです。

現在のように、物が溢れ、色が氾濫し、否応なしに情報が向こうからやってくる時代ではもう感じられない感動を白黒写真の中に見ている。
そんな風に思えます。


セピア(sepia)・・・ごく暗い赤みの黄 10YR 2.5/2(マンセル値)
イカが墨をだす墨汁嚢を乾燥させて粉末にした古代の絵の具の名前。ギリシャ語、ラテン語を経由してセピアは英語の色名として定着した。
[PR]
by visual-c | 2006-02-06 02:14 | iroiroな色
ALWAYS 三丁目の夕日
昭和33年―東京タワーが建設中だったあの頃。今ほど裕福でも便利でもなかった。
欲しいものはいっぱいあるけど、まだまだ簡単には手が届かなかった。でも人々のこころには夢があった。夢に向かう人々の触れ合い、暖かさがあった。
テレビや冷蔵庫が登場した夢一杯の古き良き時代・・・
懐かしさとあたたかさと一生懸命さと、いろんな物をいっぱいいっぱい感じてきました。
c0049650_6544663.jpg
always三丁目の夕日


テーマカラーは夕日のオレンジ。
懐かしく、暖かく、希望に向かう色。
家庭的な温かさと、チャレンジ精神・向上心をオレンジが後押ししているようです。

昭和33年。人々は、50年先の未来に、携帯電話やメールが存在するなんて、想像もしていなかったでしょう。そして現在・2005年から50年先の未来―きっと夕日は、今と変わらず美しいはずです。 (HPより)



〔 昭和33年生れの同級生 〕
*東京タワー
*日清食品・チキンラーメン(昭和33年8月23日生れ)
*富士重工業・スバル360(昭和33年3月3日生れ)
*東京コカコーラボトリング・ファンタ(オレンジ・グレープ)
*冷蔵庫脱臭剤・キムコ
*日本初の缶ビール・アサヒビール
*一万円札(聖徳太子)
*月光仮面
長嶋茂雄巨人軍入団、大卒の初任給が1万3467円の時代のこと。
昭和の思い出(はすぴー倶楽部)参照
[PR]
by visual-c | 2006-02-05 06:33 | シネマな色
心の色
 一ヶ月前、わたしはある色が気になっていました。
地下街を歩いて、ふと目に付いたウインドウの中。それから毎日毎日その色が気になってしかたがないのです。

 ちょうど数日後に新年会のパーティを控えていたので、何を着て行こうか探していたところです。
そういう席に着ていく服は必ずと言っていいほど、色が話題になります。仕事柄ですから仕方ないのですが、その色はどういう意味ですか・・・とたずねられます。

 普段仕事の時は圧倒的に黒が多くしかもパンツスーツがメインです。
色の仕事をしているのに地味だという人もいるのですが、色の仕事といっても私の場合はイメージコンサルはしないので自分が色鮮やかに着飾ることは極力さけています。
それよりもむしろ提案色を邪魔しない色を心がけています。そして提案に説得力とプロらしさをプラスするためにも極力カラーコーディネーターというカタカナからくる軽いイメージをわざとはずすようにしています。

 色を楽しむのはオフの時とイベントの時と決めていますので、年初めに着る服はほとんど色で買っているような感じです。
本当に欲しい色に出会ったときは少々値段が高くても年に一度くらいは奮発することにしています。ただ色で買った服はそれだけ色の印象が強いので何度も着る事ができず、一回しか袖を通していないものもあり、それこそすご~くお高い買い物になっています(涙

 今年わたしが気になった色は Vividな赤です。
もともと赤は大好きな色。ビジュアルカラーのロゴタイプも赤をポイントにした伝統色江戸時代の「粋」の配色にしているくらいです。
ただここ1~2年は敬遠していた色です。どうしても気分が乗らなかったのです。そういうときは無理をしない方がいいと思うので現在のわたしのワードロープには赤はほとんどない状態です。かろうじて愛用していた赤いエプロンも最近は使っていませんでした。なんだか赤を敬遠したい心理状態だったのですね。
c0049650_135112.jpg

 毎日毎日通りかかるたびにウインドウの前で足がとまります。
う~ん、赤かぁ~

こんなにきれいな、それもちょうど好きなホンの少しだけオレンジによった赤のスーツには今まで出会ったことがない。これを買わなきゃきっとあとでずっと後悔するだろうな・・・
思い切って試着してみることにしました。これだけ何日も思い続けた結果ですから試着する時点でほぼ購入は決まったようなものです。

 ところが私はその赤のスーツを買わなかったのです。
着てみたら、やっぱり思ったとおり。もともと私には似合う赤だったので鏡の中には想像通りの私の姿がありました。
ただ、このスーツ、シルエットがわずかに細身でお正月から少し体重が増えていた私には、くっ、く・る・し・い・・・(涙
多少の直しをすれば大丈夫とはいうものの、さすがにこの値段。普通にスーツが2着買える金額をみると、ジャストフィットじゃないというのはどうしてもひっかかってしまうのです。

 最後まで悩んで悩んで結局、まったく違う色、白のスーツを買いました。
実はこちらの白もとても気に入ってしまい、一度は思い切って2着買おうかと思ったくらいです。白は白でも少し黄味のかかったわたしの肌にあう白もなかなか今までいい出会いがなかったので、この白はぜったいにおさえておきたいと思ってしまったのです。

 そして今日、私のその選択は結果的にとても良かったことを知りました。

ひさしぶりに通ったお店にその一点物の赤のスーツがサイズ違いでまた一着だけ入っていたのです。このサイズなら大丈夫そうだし、しかもバーゲンで少し値段も下がっています。もしあの時買っていたらきっと悔やんだでしょうね。

 でもね、買わなくて良かった理由はそんなことではないのです。
一ヶ月前、あんなにきれいに見えて、そしてその赤を装ったときの姿がはっきりと美しく想像できたその同じ色が・・・
今はすっかり色褪せて、もう私に「着て」とは呼びかけてこないのです。

 今日ほど色と心の関係を強く実感した日は無かったかもしれません。
赤は自律神経を刺激し、脳の興奮レベルを上げ、血圧や脈拍まで上げます。背中をおしてくれる色として、ここ一番の力が欲しい時にこころ強い見方です。気力が落ちているときは身の回りに少し赤をプラスして自分に活力を与える事も必要です。
でも、どんな色にもプラスとマイナスの2面性があるといつも私が言っているように、時に赤はその刺激の強さからともて疲れる色になります。

 今は赤は痛いな・・・
だから、あの時ほんとに赤を買わなくてよかったなと思います。
ちなみに、白のスーツは大好評です。写真撮影の時のレフ版と同じ働きをしてその反射で顔を明るく見せてくれます。そして、自分に似合う白ならばその効果はさらにアップ。似合う色は顔を明るく見せる色ですから。

c0049650_19212953.jpg


 今年は年明け早々いい色と出会いました。今年は白が流行しそうですからその「白」が幸運を運んでくれるかもしれません。
何か新しいエネルギーがみなぎる予感がした「赤」とはどうも縁がなかったようです。
[PR]
by visual-c | 2006-02-03 19:22 | iroiroな色