ウォーム・ビズは地球を救えるか
 先日発表されたクールビズ効果・・・

電力量削減効果が7000万キロワット時程度
温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)に換算すると2万7000トンの削減効果

と、聞いても今ひとつピンとこないこの数字。
一般家庭4800世帯が年間に排出するCO2の量に相当するということです。地球規模で見るとというか日本規模で見てもこの数字がどれくらい地球温暖化防止に貢献しているかは微妙ですがそれでもこれを少しずついろんなところで取り組んでいかないと地球に未来はないのですから。

 どんなシーンでどんな装いをするか、
オンなのかオフなのか、
クールビズだからといって何でもOKではないんじゃないですか?
と突っ込みたくなるような場面もありましたが、来シーズンにはもう少しオシャレな着こなしを見せていただけるものと期待しましょう。

 効果といえば、経済効果もあったようでクールビズ用カッターシャツなどの売れ行きがのびメンズアパレルメーカーやデパートなどではうれしい環境対策だったようですね。
そして今回のウォームビズではさらにその2倍の経済効果が見込まれるとの試算が出されましたが・・・

夏物に比べ冬物は価格も高く、さらに今回は女性もターゲットに。

 でもでも、どうなんでしょう?
もともと女性のファッションは重ね着のバリエーションも豊富ですし、ここ数年は腹巻や毛糸のパンツもすでに流行っていましたし。

ハイテク素材の下着や靴下で保温性を高める提案や、女性にも「厚手のコートに袖無しのセーターといったスタイルはやめて」の呼びかけはうなずけるものの、オンの場面では「毛糸の帽子」ってのはやめましょうね男性の方々。(心の声)

ウォームビズが定着すれば無駄な電力の消費や二酸化炭素の削減には確実に効果はあがるでしょうが。
アパレルメーカーの思惑はどこまで当たるのか、ネクタイ業界の逆襲はあるのか、ちょっと注目してみたいです。

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# by visual-c | 2005-09-21 16:51 | NEWSな色
そのリモコンは使える?
 この時期、『敬老の日にお勧め!』こんなポップを街で良く見かけます。

 街で見つけた高齢者向けお勧めプレゼントにフットマッサージャーがありました。健康ブームですから健康食品、健康グッズは特にお勧めですね。
最近は家庭用マッサージチェアがとってもリッチに機能アップして大人気です。マッサージチェアーまでは買えなくても、せめてフットマッサージャーがあれば疲れも心も癒せそうですね。
なるほど、敬老の日のプレゼントにはお値段も手頃で優しさもいっぱい。

 さて、各社競い合って並べられたコーナーで、どの商品を選びますか?
先ずはお試し気持ち良さ度チェック、置き場所を考えて大きさチェック、色やデザインのコーディネートチェック。
もちろんお値段もチェック・チェック!!

 でも、忘れないでくださいね。大事な事を見落とさないで。
年配の方にとってリモコンの使い勝手はどうですか?ボタンは大きく押しやすい?
文字は読めますか?わかりやすい配色ですか?

今日、私が街で見かけた商品はと~ても微妙な配色のリモコン。

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グレーとブルー、ブルーとグリーンの組み合わせはお年寄りには見分けがつきにくいのです。明るさが同じだと薄くても濃くても区別できません。小さいものはなおさらです。

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# by visual-c | 2005-09-16 01:14 | ユニバーサルな色
サインの色彩(3)~高齢者にやさしい色使いはみんなにやさしい。
 東京の地下鉄網は複雑です。どこにでも行けて便利な反面普段乗りなれていないので、うっかり乗るとすごい遠回りだったりします(^^ゞ
路線図に使われる色も13色、JRや私鉄も含めるとそれ以上の色数です。やっと2号線が開通したばかりの福岡とは大違いで歴史があります。それだけに・・・

色覚バリアフリーを目指して路線図の見直しもされていますが、古くからある駅ではまだまだこんなサインも見かけられます。

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渋谷駅構内で           色味がなければ・・・こうなります。


 全体に黄味がかって見える高齢者の見え方では黄色と白は見わけにくいものです。
これは背景が薄いグレーでも同じです。

 ほとんど明度(明るさ)が同じというのは視認性、可読性が悪く誰にとってもわかり難いサイン。
上品さや優しさ、柔らかさを表現する時は、文字色を黒よりグレーにしたり、背景(地色)を白より薄いグレーにしてコントラストを弱めます。
パキッと目立っていいもの、ビシッと目立たせないといけないもの、上品にさりげなくあればいいもの・・・状況にあった配色が必要です。

 駅のような雑踏の中ではサインはやっぱりパキッ!ビシッ!・・・であってほしいですね。

 特に高齢者を含めた色覚弱者にわかりやすい情報伝達には背景と文字に明度差をつけることが一番。気のせいか、最近読みにくいものが多くなったような。
どうか気のせいであってほしいのですが。

広告、印刷物、取説など白黒コピーしてみるとよくわかります。わかりにくさが・・・

注)視認性:わかりやすさ(検出のしやすさ)
  可読性:文字がはっきり読めること

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# by visual-c | 2005-09-15 01:00 | ユニバーサルな色
サインの色彩(2)~あぁー、何て書いてあるの???
 前回にひきつづき、グレアのお話・・・

 年を重ねるとグレアはどうして強く感じるようになるのでしょうか?
 
以前に目の日焼けについて書いたことがあります。
紫外線の影響で水晶体のたんぱく質が酸化して白く濁ったり、たんぱく質がアミノ酸に分解されて黄色くなる。その状態を白内障といいますが、そのように白濁した水晶体を光が通過する時に眼内で光が散乱するから眩しく感じるのです。

 つまり、水晶体や目の中の浮遊物に光があたってあちらこちらに反射している・・・といったらわかりやすいでしょうか。
どう言ってもわかりにくいですね。だって目の中は見えませんものね。
しかもどのように見えているかなんて他人にはわからないし、本人もこの見え方、この眩しさが普通なのかどうかなんてわからないのです。

 でも加齢と共に確実に見え方は変わっています。
だからこそ、安全を要するところには適切な色使いをしましょうね!と私たちカラーコンサルタントは声を大にして訴えるのですが。

で、言いたかったのは、というか知ってほしいのは・・・
高齢者がグレアの発生で見づらく不快な思いをしていることは、想像するよりずっと不便で心理的にも負担があるという事。だってそうでしょ。
しっかりと見たいのに眩しくて見えない・・・そんな時イライラしますよね。

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             (向かい側の出口番号が映りこんで・・・)

 ガラスや光沢のある内装・外装材での映りこみも気になります。特に情報を伝えるサインでは高齢者に限らず、読み取ろうとすればするほど心理的にも負担になります。
第一、サインとしての機能も半減します。

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# by visual-c | 2005-08-29 15:20 | ユニバーサルな色
サインの色彩(1)~あっ、オシャレ!!!
 グレアという言葉。
夜中に車を運転していて対向車のライトが目に入って目がくらみ、一瞬周りが見えなくなる。だれでもそういう経験をしたことがあると思います。あれってかなり眩しいですね。
このように、普段見ているものより明るい光が目に入って不快に感じる現象。一般的には「眩しさ」といいますが、照明用語ではグレアといいます。

 このグレア、加齢とともに強く感じるようになり、特に60才ごろから急速に増加します。70才くらいでは20代の約2倍の眩しさを感じるようになります。
さらに80才では約3倍といわれます。

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あっ、オシャレ!!

今年2月に開通した地下鉄新線・周辺地図と出口のサイン。出口番号がとても大きくて、デザイン的にもかっこいい。


でも・・・



内照式のこのサイン、遠くから見ると誘目性・視認性ともにすぐれたサインですが近づいてみるとかなり眩しい。グレアで地図や情報が読み取りにくくなります。
デザインを優先するか・・・機能を優先するか・・・
かっこ良さか見やすさか、やっぱりどちらも追求してほしいですね。

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# by visual-c | 2005-08-26 13:33 | ユニバーサルな色
スポーツ観戦、もう一つの楽しみ。
 年々スポーツの楽しみ方が熱くなっているような気がします。お陰で常に睡眠不足・・・
私が子どもの頃は夏といえば高校野球、プロスポーツといえば野球と相撲(プロレスもありましたね)。その他のスポーツで世の中(そのスポーツをしていない一般人)が沸くのはオリンピックだけだったような気がします。

 今のように世界陸上、世界水泳などはまだなかったし、サッカーワールドカップなんて騒がれてなかったですね。卓球の愛ちゃんや女子ゴルフの藍ちゃん、フィギュアスケートの美姫ちゃんなどの若手スター選手の活躍で一躍注目を浴びたスポーツも多く、大きなウエーブが来ています。衛星放送などの通信網の発達が大きな要素ではありますが、確かに日本人のスポーツのレベルは上がっているようです。大きくなったとは言えまだまだ世界的にみると体格の小さい日本人ですがどのスポーツでも活躍目覚しいですね。

 先月の世界水泳で銀メダルのシンクロ。大胆な色使いと斬新な柄で世界一を狙う。
日焼けした肌に映える白、華やかさいっぱいの赤に黒とゴールド、他にも目にも鮮やかなグリーンや力強くゴージャスな黒に光物など・・・
大きく見せる色、力強く見せる色、美しく見せる色。どれも綺麗でしたね。

 色鮮やかなウエアで人間離れした技が一段と際立つ・・・

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 世界で戦う日本選手。大きく見えます。

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# by visual-c | 2005-08-16 15:14 | NEWSな色
オリンピックは勝負色で
 先日サンケイスポーツにおもしろい記事が掲載されていました。
仕事柄、日ごろから色という言葉にすぐ反応してしまうのですが今回取上げられていたのは「勝負色」です。
内容は・・・
~~~来年のトリノ五輪フリースタイルスキー・モーグル代表に内定している上村愛子が、ピンクを勝負色として五輪イヤーに挑む~~~
というもの。

 おもしろいのはカラーを変更する理由です。

「ウエアの色が点数に響く気がする。色が淡いと、動きが良くないように見えるので」と説明されていました。

スポーツのユニフォームカラーについては先日もソフトバンクホークスの新ユニフォームについて触れたとおり、強く見える、または弱く見える色があります。
人に与えるイメージは色、配色によってかなり左右されます。
とすれば、スポーツの種目によっては色は重要な役割を担っていると言えます。
スピードを争う競技と違って、体操やスケートのようにジャッジの評価点によって勝ち負けが決まる競技では視覚に与える印象は無視できません。もちろんこれらの競技の評価にはそれぞれに基準というものがありそれにそって慎重、公平に審査されるのですがそうは言っても人間が判断する事ですから機械で測ったように全員がまったく同じ評価になるわけではありません。
モーグルは演技に関する技術点+スピードで決まる競技ですから上村選手のようにウエアの印象を考慮して・・・というのは必要なことかもしれません。

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# by visual-c | 2005-07-23 08:03 | NEWSな色
色でも戦う福岡ソフトバンクホークス
 黒き衣の黒鷹(ブラックホーク)たちよ、福岡を黒で染めろ!
~ “黒”ビジターユニフォームに身を包んだホークス選手とファンと福岡の街がひとつに ~

 7月18日、こんな一大イベントが開催されました。福岡ドームで応援するファンはもちろんの事、すべてのスタッフ(中継するTVスタッフも)、そして天神のデパート店員から博多駅の駅員まで街をあげて黒のビジターユニフォーム姿でホークスをバックアップしようというもの。
話題性もある上に視覚的にもインパクト大。

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昨年の「白の奇跡」に引き続き、さすが福岡ソフトバンクホークスマーケティング(株)、やりますね。

 プロ野球界再編に揺れた昨年。
近鉄・オリックスの行方は・・・楽天vsライブドアは・・・と世論を巻き込んで連日ニュース・ワイドショーを賑わせていた中、もう一つの渦中のチーム・ダイエーホークスの再建に向けてスーッと表れてあっという間に新生ホークスを誕生させたソフトバンクでした。

新しいユニフォームが発表された時、う~ん、なんかインパクトがない、ちょっと弱そう・・・そんな声も少なくなかったようですが、開幕してみたら今年もまたホークスの勢いは止まりませんね。

c0049650_437812.jpg さて、 その福岡ソフトバンクホークスのユニフォームは白地に2本のイエローラインです。
白と黄色では明度差が少ないのでインパクトが弱く、また明るい色は力強さに欠けることもあり、なんか弱そう~という印象をあたえます。もちろん黄色のトーンや分量、デザインにも左右されます。もう一つ言えばチーム名の書体も細く上品。アウェイの黒の方が強そうですね。

 周知の通りこのイエローは昨年末にリニューアルされたソフトバンクのイメージカラー。
イエローは元気の出る色、前向きになれる色、そしてコミュニケーション色でもあります。ここでも人を元気に楽しくポジティブにする色として採用されています。通信事業を展開するソフトバンクとしてはコミュニケーション色というのも外せない要素でしょう。
それを受けてソフトバンクホークスではこの色を「レボリューションイエロー」と名づけ「野球をもっと面白くしてベースボール・レボリューションを起こします」というメッセージを送っているのです。「CI」はまさに企業理念そのものを色に託しているという事がわかりますね。

福岡、ダイエーファンの心理を思いやり、応援歌やマスコットを継承しながらも色でソフトバンクに衣替え。新規参入したIT産業をしっかり印象付けました。
ユニフォームの色としては力強さに欠けると思った色も企業として戦略的に使い続けることでその価値が高まります。

 最近、企業のロゴマーク、CIの見直しが増えています。
カラーマーケティングの新しい時代が来たようです。

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# by visual-c | 2005-07-19 09:34 | NEWSな色
 あの色を見たくない。
 あの恐ろしい事故、JR西日本の福知山線脱線事故から二ヵ月半が過ぎました。
運行が再開されてから約一ヵ月が過ぎた昨日、今秋から採用予定の新型車両が公開されました。
脱線事故を起こしたのは「207系」。その車体はシルバーに水色と青のラインというカラーリング。
 その後継車として採用される新型車「321系」には当初同じ色のラインを入れる予定だったところ紺とオレンジのラインに変更したとの事。
遺族や負傷者の心情に配慮したということです。

 視覚は五感の中でも一番発達し、私たちに多くの情報を与えてくれるもの。中でも色はいち早く認識され、そして記憶に残るのです。
特に人間は色をいろんな感情と結びつけて認知する動物でも有り、赤は情熱、緑は安心、黒は不吉などのように一般普遍的な観念もあれば、過去に経験した恐怖体験から特別の色を見るとその状況を連想することもあります。

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「あの色を見たくない」
この言葉であの事故の悲惨さがまたよみがえってきます。




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# by visual-c | 2005-07-13 17:39 | NEWSな色
「クール・ビズ」スタートから一ヵ月
 今年の流行語大賞にノミネート間違いなしの声も聞かれる「クール・ビス」もう皆さんの中には定着したでしょうか?

 数年前(ずいぶん前ですが)にも省エネルックといってノーネクタイが提唱されましたが、あれはまずかったですね。ノーネクタイというと突然ラフな開襟シャツ、アロハシャツになってしまうようですが、それでは何だかビシッとしない。何か間が抜けてしまうようです。やっぱりTPOは大事です。
しかもアロハシャツの大胆な柄や色使いは特別に太陽光が強い地域だからこそ映えるものです。常夏の島ハワイではアロハシャツがフォーマルというのはうなずけますが日本では何か違うなぁ。(実はアロハシャツのルーツは日本の着物らしいのですが)
と思っていたら案の定あっという間にどこかに忘れ去られてしまいました。

 さて、今回の「クール・ビズ」はどうでしょうか?
何でもネクタイ業界が反対するほど父の日商戦には影響したとか・・・
今回もアロハや「かりゆし」が見直されていますが、ノーネクタイでもかっこよく見えるカッターシャツのデザインも出てきて少しはいいかなと思っています。少しは・・・

 襟にポイントがあるボタンダウンやハイネックのもの、ボタンホールやポケットのステッチなどにカラーを効かせたり・・・つまり何かフォーカルポイント(注視点)を作るという事ですね。

 以前にテレビ番組でネクタイをしている時とスポーツシャツを着ている時の人の視線を検証していましたが、前者はネクタイ、つまりVゾーンに視線が止まるのに対して後者は視線がウロウロ。やっぱりどこかに(特に上の方に)視線を集めるポイントを作る事がきりっと見せるコツですね。特に重要な決定事項を検討するビジネスシーン、政治を語るシーンでは相手の注目度・信頼度が高まるような気がします。

 クール・ビズでネクタイを外したお父さん達に取って代わって、おしゃれのコツをよく知っている女子高生の間では今ネクタイが大流行中です。
やっぱりかっこよく見せたかったら多少の暑さは我慢も必要・・・という事でしょうか。

 「クール・ビズ」皆さんはどう感じていますか。

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# by visual-c | 2005-07-08 16:15 | NEWSな色